これは、門松に乗った、2頭の金鼠(ねずみ)独楽(コマ)の折り紙です。
2020年の子年にあやかり、考案しました。
もともと、金鼠は、金運を運ぶ、動物、十二支の代表として崇められ、財産の神として、
崇拝されてきました。特に、中国において、千年以上前から信仰されていたようです。
そのような金鼠を、日本の門松と合わせ、折り紙としてみました。幸運、特に、金運を呼ぶ、「門松金鼠コマ」です。
皆様も、折って、2020年の幸せ、金運を呼びましょう。回せば回すほど、金運が貯まります。
「門松金鼠」の回転動画を、次に示します。
背景を、白、黒としたものを示してますが、良く回ります。
回転して、金運を振り撒いてくれます。
<「門松金鼠(ねずみ)」折り紙コマの構成>

「門松金鼠(ねずみ)」の構成を上の図の示すが、、下から順に、門松外周部、支持部、金鼠(ねずみ)、そして、中央つまみの四つの部分からなっている。外周部は、門松をかたどっており、その中に、支持具を置き、その上に、金鼠(ねずみ)を乗せ、その上に、中央つまみで固定する。このつまみを使って、金鼠コマを回す。
<折り紙「門松金鼠コマ」の折り方>
折り方の詳細を、次に述べる。
(1)門松外周部

(2) 金鼠(ねずみ)



(3)支持部

(4)中央つまみ

(5)「門松金鼠」の組立て

<折り方のポイント>
(1)門松外周部
・赤と緑の折り紙を重ねて作ります。赤い紙のコーナーは、僅かに三角に 折り、 裏の白地を出しておく。
・初め、二艘船を作る要領で折り進め、その後、4隅を、門松に折る。
・ 12で、 先端を完全に合わせず、少し開いて、門松の先端のように折ってあげる。
また、最終時点で、中間部で、折り曲げ、門松が立っているようにする。
(2) 金鼠(ねずみ)
・ここでは、表が金色、裏側が、赤の折り紙を用いる。
・18~20片側の1/3の箇所で折り、上下中央で合わせる。
・29~34の4隅は、折り直し、対角線で、対称の形となるように折り重ねる。
・35~44にかけては、鶴の基本形の型の折り方で、46で、上側に折り上げ、 47で、45度コーナーを取って、48,49で、十字に開いてあげる。
・50,51で、 ひっくり返し、内コーナーのひだを整える。またひっくり返して、52で 綺麗な金の十字が出来上がる。
・上下面は、鼠(ねすみ)の顔になるように、口の形を作り、はさみを入れて、 耳の形とす る。
・また、水平面は、腰としっぽになるもので、56,57で水平に引き出し、腰を 折った上で、しっぽを丸めてやると、出来上がる。
・ 最後に、58で鼻、ひげ、目を書き入れてやると、金鼠(ねずみ)が出来上がる。
(3)支持部
・これは、金鼠の座布団のようなもので、門松外周部の形を整え、コマが、 良く回るようにする。
(4)中央つまみ
・これは、金鼠(ねずみ)を、門松外周部に固定するとともに、ここを 持って、コマを回転させる。
・最終の十字82のように、水平が金(金ねずみ色)、縦は、赤とするために、 途中で、折り返しをする。
・初め、70で、サイズを大きくするために、中心から1㎝程離して、畳折し、 3回繰り返して、所定サイズとする(71)。
・その後、最初の状態まで、折を戻して、その後72~78と折を進めると、 71は、78の形に、裏返して79の正方形となり、さらに、82の星形が出来上がる。
(5)「門松金鼠」の組立て
・すべてのパーツが出来上がったの(83)、それらを組み立てる。
・門松外周部の上に、支持具を乗せ(84)、その上に金鼠(ねずみ)(85) そして、その上に中央つまみを固定すると、門松金鼠(ねずみ)が出来上がる。
・これで完成なので、つまみを手で持って回してください。よく回ります。
この門松金鼠の折り紙は、youtubeにも、公開してます。
「門松金鼠コマ」折り紙(2020年子年)-説明入り Mouse Top Origami

2020年子年の「門松金鼠コマ」折り紙 Mouse Top Origami -ダイジェスト版

