桃の節句、お雛祭り3月3日は、もうすぐです。この時期の折り紙といえば、やはり、お雛様。それに合わせ、お雛様を作ってみました。お雛様-内裏雛のコマです。豪華な折り紙にしましたので、雛人形として、飾っても良いですし、コマの上に乗せてますので、回して遊ぶのも良いです。お雛様、内裏雛として、仲良い姿が見られます。
形は、船形をしており、水に乗せれば、浮かびます。流しびなとしても、使えます。
作った内裏雛の静止、回転画像を次に示します。
お子様と一緒に、遊んでみてください。


お雛様-内裏雛コマの回転画像
<<お雛様-内裏雛コマの折り方>>
この折紙は、以前に掲載した、3枚で作るハート折り紙、あるいは、サンタクロースの折り紙と同じで、三つの部位(第一、第二、第三パーツ)から、成り立っています。
屏風を表す周囲部位、その中に、雛人形、そして、中央の回転ツマミ、今回は、衣装に、同化させました。
<『内裏雛コマ』第一パーツ周囲の折り方>

第一パーツ外周部分で、お雛様背後の屏風をイメージしてます。内側は、金の折り紙、お姫様の側は、ピンク、お内裏様は、紫としました。斜めに切り込みを入れ、重ねて、片側三角は、ピンク、他の三角側は、紫としました。山折り、谷折りを注意して、折り込んでください。③では、一旦、二艘舟を作ります。その先、折り込みますが、4端すべてに、雛を入れるのではなく、その内、対角、2端に雛を入れます。その側のみ、⑩で背後を広げておきます。
<『内裏雛コマ』第二パーツお雛様の折り方>


『内裏雛コマ』第二パーツお雛様の基礎折り 『内裏雛コマ』第二パーツお雛様の折り方
第2パーツの工程は長いので、基礎折りとお雛様自体の2工程に分けました。
お内裏様とお姫様との衣装の色を分けたいので、2色の折り紙2枚を、対角線半分まで、切り込みを入れ、それを重ねて、1枚の折り紙として、折りました。初めの、基礎折りですが、これは、ハートコマの折り方とほぼ一緒です。⑰の工程で、対称性を良くするために、隅形状を、修正してますが、端部を摘み上げ、中を広げ、再度コーナー正方形部の形を整えれば、自然と折れます。
<お雛様の工程>では、端に余分なものが付いてますが、鶴の基本形の形に、折っていきます。(23)までが、鶴の基本形と同じです。(23)、(24)で、内割折りをし、赤緑端を直角方向に広げ、上端を下に戻せば、(25)のように、十字形になります。(25)では、中央の腹の部分は、上下方向に引っ張りながら、上から、押しつけて、潰すことで、帯のような形になります。また(25)、(26)で、上下、先端の首の付け根を谷折りしてやることで、顔が出てきます。髪の形を整えることが必要です。(27)では、体の、両サイドで、折り込みを入れ、裏側から、着物を、折り出してやることで、衣服の形となります。
最後に(28),(29)で、目、口、頭部を書き込みます。これで、完成です。
<『内裏雛コマ』第三パーツ ツマミの折り方>

第三パーツのツマミは、外周とお雛様を固定するためと、コマを回すためのものです。
今回は、お雛様の衣装と同化させるために、同じ色の2枚の折り紙を用いますが、重ねる折り込みは、水平位置としました。
2重に畳折りし、星形を作りますが、大きすぎ高すぎるため、2段の折り込みを入れ、帽子のような段構造の星形としました。
<『内裏雛コマ』組み立て方法>

- 第1、第2、第3パーツを重ね合わせれば、良いのですが、あらかじめ、外周部と中央ツマミの嵌め合い状態を確認しておく必要が、あります。⑪と(29)のみで、(40)のように、うまく、適合するか、確認しておく必要があります。というより、あらかじめ、入れて、入るように、形を付けておきます。そののち、お雛さまのパーツを入れて、上から、中央ツマミで固定してください。
以上で、【折り紙】お雛様-内裏雛コマの完成です。
中央ツマミを持って、勢い良く、回してみて下さい。良く回るはずです。
折り紙の柄、紙質は、いろいろ工夫してみてください。
和風な千代紙等を用いれば、豪華な雛人形、ひな人形コマ、流し雛となります。
お子様が、造れば、手先が器用になるとともに、知能の発展にも効果が、あります。
老人がやれば、ボケ防止に、効果があります。
若者、成人が、やっても、趣味として、また、暇つぶしに、うってつけですし、マニアになれば、その芸術性があり、奥行きがあります。
