「オオワシ(大鷲)」は、身近にいる鳥ではありません。
鳥の王者で、その勇壮な姿は、一度見たら忘れられません。「わし」と言うと、この鳥をイメージするのではないでしょうか。
今回は、羽ばたく「オオワシ」の折り方を示します。
【折紙】羽ばたく鳥シリーズで、置物としてのオオワシの像としても良いですし、
尾っぽを引けば、羽ばたきます。
お子様と一緒に、遊ぶのも良いです。
「オオワシ」の実物と折り紙の画像を、次に示します。実物は、茨城県の涸沼で、1月末に撮ったものです。また、折り紙「オオワシ」の羽ばたきの動画も示します。

<<オオワシの折り方>>
「オオワシ』折り方を、以下に示します。





<折り方のポイント>
・オオワシは、羽根の肩部と、尾羽が、真っ白で、威厳があり、素敵な鷲です。
折り紙では、表は、こげ茶あるいは黒で、裏は白の紙を用い、羽根の肩部と、
尾羽のみが表に出るように折りました。
・立派な尾羽が、表に出るように、尾羽部に余裕が出る折り方をしました。
すなわち、1-6の工程で、片隅に、ダブりを入れた折り方にしてます。
・6工程の紙をベースに、「鶴」の基本形で、折っていきます。
・11工程で、折り込みをいったん開き、尾羽が白くなるように、折り返しを
入れて、再度、「鶴」の基本形を作ります。
・20,21の工程で、頭部と尾羽部を折り分けます。
・22-24工程で、羽根部を折り込んでおきます。この状態で、胸部と尾間を
引っ張れば、羽ばたきます。
・24-25工程で、尾羽の折り込みを入れます。尾羽らしく、
段差の折り込みを入れてください。
・26-28工程で、背の出っ張りを折り込み、平滑にして下さい。
・29-36工程で、羽根を折ります。羽根の肩部が、白くなるように、裏面(白)を
折り返します。破れないように、羽根肩部の裏側を、表に出します。38-45工程は、
首と頭部を折ります。
鷲らしく、鷲鼻にする、カギ状の嘴(クチバシ)とする必要があります。
・以上で、完成です。 胸部と尾をもって引っ張れば、羽ばたきます。
威厳をもって、鷲らしく、羽ばたかせてください。
〇羽ばたく「オオワシ」の折り方は、
YouTubeでも公開してます。表題を検索して見てください。
「オオワシ」の折り方 masa117【折紙】羽ばたく鳥シリーズ
How to make Steller’s Sea Eagle-Origami Flapping

<野鳥「オオワシ」の説明>
オオワシを御存じですか。「オオワシ(大鷲)」は、日本で最大級の鷲で、肩と尾羽が白く、特に威厳があり、素敵な大鳥です。
日本では、冬鳥で、冬の一時期のみいます。
北海道には、多くいて、流氷の上に乗った姿は、印象的です。
本州でも、特定の場所に、毎年飛来します。例えば、長野県の諏訪湖、栃木県の奥日光、茨城県の涸沼、滋賀県の琵琶湖などです。環境は、沿岸海域、湖、河川地域の、森林や崖にいて、海上、湖上の魚類を採食する。
茨城県の涸沼には、毎年、ここ20年間、一月の中頃から、三月初めまで、越冬する。森林の上をねぐらとし、朝内に、涸沼の魚類をとって食べ、しばらくして、森林の上に戻って、じっとしている。午後に再度、湖上及び大空を飛び、採食してねぐらに戻る。
長野県諏訪湖の大鷲も有名で、”グル”という名で、親しまれている。やはり、20年ほど、毎年通ってくる。グルの場合は、怪我をして、飛べなくなった鷲を地元の人が、見つけ、手当てして、放鳥したところ、その翌年より、毎年、冬場に、やって来るようになったとのこと。オオワシは、野鳥の中でも、特に、恩義を重んずる生き物なんです。
